🔗YouTube登録よろしくお願いします

Starlinkを使用してFree Wi-Fi構築してみた

この記事は約3分で読めます。

今回は、地元の祭りでfree wifiを構築してほしいと自治会長から頼みがあったので、Starlinkを使用したFree wifiを構築してみました。使用するのは祭りの参加者だけでなく、売店などの決済端末でも使用するのでネットワークの安定性を重視して、構築しました。

5GHz帯の電波は電波法により屋外利用が規制されています。無許可で使用すると、最大1年の懲役または100万円以下の罰金が科せられることがあります。構築時には十分にご注意ください。

使用した機材

さっそく、Wi-Fi環境を提供するために使った機材をご紹介します。

  • Starlink本体
  • 折りたたみ式三脚(Starlinkアンテナを設置するため)
  • LANケーブル(5m)
  • WN573HX1 (無線LANルーター)

これらを使用して、構築しました。

設置手順

1. Starlinkの設置

まず最初に、会場の一角に三脚を立てて、Starlinkのアンテナを設置しました。南向きで空が開けている屋上に設置することで、衛星とスムーズに接続できるように工夫しました。この設置、実はちょっとドキドキしましたが、うまくいって一安心でした。

©Sada

2. 電源の確保

電源の供給については、市民館のACアダプタを利用しました。ポータブル電源も考えましたが、長時間安定して動かすためには、商用電源からの電源供給が不可欠でした。

©Sada

3. 無線LANルーターの接続

次に、StarlinkルーターのLANポートにLANケーブルを接続し、無線LANルーターを設置しました。

amazon.co.jpより引用

4. Wi-Fi設定とセキュリティ

安心してWi-Fiを使っていただけるよう、セキュリティにも気を配りました。ネットワークを業務用とは完全に分け、来場者用はインターネット専用のゲストネットワークにしました。端末同士の通信も禁止して、みなさんが安心して使えるようにしました。

実際の使用感

通信速度を実際に試してみたところ、かなり快適に使えました!以下は、実際に試した通信速度です。

  • 盆踊り会場(約10m):
    ダウンロード速度:85Mbps
    アップロード速度:13Mbps
  • 遊具広場(約50m、建物越し):
    ダウンロード速度:45Mbps
    アップロード速度:10Mbps

どちらのエリアでも、安定した通信速度を確保でき、来場者の皆様が楽しくWi-Fiを利用できる状態でした!

来場者の反応

「無料Wi-Fi利用可能」の案内を掲示したところ、たくさんの来場者の皆様に利用していただきました。いままで、売店などの決済端末はモバイルデータを使用していて祭りなど人がたくさん集まるエリアでは速度が著しく遅くなってしまいPayPayなどの通信が行えないことがあったので今回の導入で決済の時間が短縮されとてもよかったです。

課題と改善点

運用していく上で、いくつかの課題と改善点が見られました

  • カバー範囲を広げる:Wi-Fiの電波が届く範囲をもっと広げるために、中継機を追加すること
  • 電源管理の強化:予備の電源やバッテリーを準備して、より安心して運用
  • 混雑時の負荷軽減:アクセスが集中した際の回線速度低下を防ぐため、帯域制御や接続制限を導入
  • セキュリティ強化:接続ログを定期的にチェックし、不正アクセスを防ぐためのさらなる対策

まとめ

今回、Starlink Miniを使って地元の祭りでFree Wi-Fiを提供するという試みを行いました。無事に成功し、来場者の皆様に快適なインターネット環境を提供できたこととてもうれしかったです!今後は、もっと快適なWi-Fi環境を提供できるよう、改善を重ねていきたいと考えています。